【2022年4月更新】建築基準法改正

ドローンによる赤外線調査が明文化
令和4年1月18日の官報にて、建築基準法施行規則の一部が改正されることが報じられました。
建築物の定期調査報告における調査方法の一つとして、ドローン(無人航空機)による赤外線調査が明記されました。施行は令和4年4月1日からになります。

ドローンによる赤外線調査は建築基準法に基づく調査において、国や地方自治体からも認められている手法です。

赤外線外壁調査は対象物との温度差を利用します。
外壁タイルやモルタルに浮きができると隙間の空気が温められる為、正常な壁面と比較すると高い温度分布を示します(日中の調査の場合)。

弊社では日照が十分な環境で、かつ赤外線に関する豊富な知見と経験により正しい手法で撮影することにより高い信頼性を持った外壁調査を行うことが可能です。

赤外線外壁調査はどんな場面で使われるか?

①ビル・マンションの大規模修繕・調査・積算

外壁調査にかかる期間を短縮しつつ全面点検が可能になることにより、ビルやマンションの大規模修繕にあたっての積算結果の乖離を減少することができます。

②12条点検

建築基準法12条に定められた定期報告制度の見直しにより、赤外線カメラを利用した外壁調査は国、地方自治体から認められています。

③雨漏り・漏水調査

赤外線は温度変化を画像として捉えることが出来るので、雨漏りや漏水の調査を行うことも可能です。

12条点検(定期報告制度)とは?

定期報告制度は、国が定めた建築基準法第12条に基づいて行われるため通称、12条点検と呼ばれています。12条点検は、政令や特定行政庁が定める特定建築物の所有者・管理者に義務付けられています。
定期的に、一級建築士など決められた資格を持つ人が建築物や建築設備の調査を行い、その調査や検査の結果を所管の特定行政庁に報告しなければなりません。

ドローンによる12条点検は国土交通省が認める調査方法です。
ドローンフロンティアは一級建築士と提携しながら12条点検を行います。

建物外壁の調査外壁タイルなどに亀裂、浮きなどがないか。
地盤沈下が起こっていないか。
雨水の排出は正しく行われているか。
屋上部分の調査防水仕上げ材に不具合は起きていないか。
漏水、雨漏りの要因となる劣化が起きていないか。
建物内部の調査防火上の区画、不燃性能が必要な仕上げ材に劣化が生じていないか。
建築設備に不具合が生じていないか。
避難設備の調査バルコニーや階段などに設置された避難設備の操作に妨げが生じていないか。
避難経路の確保ができているか。

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